手足口病が大流行のようです。
息子は先週の月曜に手足口病と診断されました。
そして、今週の月曜(昨日)、私が手足口病と診断されました。
手のひらと足の裏に赤い発疹が出てしまっていて、歩くのも痛いくらいです。
見た目的にもひどい状態で、外出は控えたいと思います。
さて、次回TOEIC 第242回に向けて、金フレの暗記を進めています。
そして、金フレの中に次のフレーズがあります。
No. 819
全てが無傷で届いた。
Everything arrived intact.
intact: 形 傷がない
intactは形容詞として「傷がない」と言う意味になります。
この意味の方は、もう暗記するしかないですよね。何度も何度も例文を読んで覚えてしまいましょう。
私が気になったのは例文の方です。
この例文だとintactが副詞のように使われているものの、テキストには形容詞として書かれています。
辞書の意味
手持ちのOALD 8ver.だと以下の説明です。
adj. complete and not damaged
Genius 4版では
形:無傷の、完全な、そのままの
となっていて、いずれの辞書でも形容詞と記されていました。
これは疑似補語と言うやつだ!
更に調べてみたところ、この文型はSVCの第二文型だと言う事がわかりました。
少し文法的な要素を取り入れて考えてみましょう。
intactを例文から取り除いて、”Everything arrived.”にしても意味としては通じます。つまりarriveは完全自動詞として機能しています。
通常は補語を必要としない完全自動詞が補語を必要とし、補語に名詞か形容詞が使われるが、副詞のような働きをしているものを疑似補語と言うそうです。
ただし、完全な副詞とも言えないようです。
例えば、動詞arrivedをbe動詞に変えた場合、Everything was intact.となり、意味が通じるからです。
また、このタイプの文章は以下のような書き換えが可能になるようです。
Everything arrived intact =
Everything was intact when everything arrived.
また、being + 形容詞の形にすることも出来るようです。
Everything arrived, being intact. (全てが到着した、無傷の状態で)
私としては、「,being + 形容詞」の形で、「~の状態で」と言うの意味を付け加える形の方が理解しやすいです。
この疑似補語をネットで検索すると、たくさんの投稿がありました。
特に
He died young.
と言う英文に対しての質問と回答を多く目にしました。
また、旺文社のロイヤル英文法には、「形容詞の副詞的用法」として説明されていました。
“The sun shines bright. (太陽は明るく輝く)”
あまり文型や品詞にこだわって読んでいないと、疑問に思わないような内容ですが、少し高度な「疑似補語」、これからも少し意識して行きましょう。
考え方によっては、表現の幅を広げられる疑似補語です。
それではまた!