TOEIC®公式問題集の使い倒し方

TOEIC®の公式問題集は、本番のTOEIC®の問題を作成しているETSが作成しています。

ですので、本番に最も近いですし、本番とナレーターが同じという点で、他の模試とは大きく違います。

しかし、高い!
他の模試とは高いのです。公式問題集は2回分で3,300円

例えば、こちら↓の模試は3回分で3,300円。もしもKindle Unlimitedに入っていたら、無料で利用できます。

しかし、やはりTOEIC®を受験する方には、公式問題集は必須だと思っています。

そんな高いけど買ったほうが良い公式問題集を徹底的に使い込んで、3300円以上の価値を手に入れる使い方を解説しています。

もちろん、【独学TOEIC 800への道】でも公式問題集を使っています。

TOEIC公式問題集の特徴

TOEIC公式問題集の最大の特徴は、主に2点です。

  1. 本番の模試に一番近い
  2. ナレーターが本番と同じ

他にもあるかも知れませんが、この2点が価格の高い公式問題集を買うメリットとも言えます。

本番の模試に一番近い

最初に書きましたが、公式問題集は本番の問題を作成するETSが作っています。販売は日本のIIBCです。

本番と同じプロセスで作成しているので、実際の模試に一番近いと言えます。
ただし、近頃のTOEICは徐々に難しくなっているので、最新の公式問題集で練習しても、本番の方が難しいと感じることがあります。

販売から数ヶ月したら、別の傾向の問題が本番で出題されることもあるでしょう。
だからといって、公式問題集の価値がなくなった訳ではありません。(満点を狙っている場合は別ですが。)

ナレーターが本番と同じ

個人的にはこれが一番大きな理由です。
本番とナレーターが同じです。

ですので、公式問題集に慣れておけば、本番のリスニングでも聞き覚えのある英語を聞くことになり、プレッシャーも少なく、正解率もたかくなります。

ナレーターについて
TOEICでは、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアの発音でリスニング力が試されます
公式問題集7を確認したところ、国と性別は以下のようになっていました。

  • アメリカ:女性
  • イギリス:女性
  • カナダ:男性
  • オーストラリア:男性
ナレーターの変更に注意

ナレーターの変更が近年起こっています。

公式問題集を何度も何度もやっても、公式問題集とは違うナレーターが本番に出てくることもあるかも知れません。その場合も各国の発音に慣れる事ができるので、公式問題集の優位性は残ります。

TOEIC満点で超有名なモリテツ先生のYoutubeには、公式問題集のナレーターについて、詳細な調査結果がでています。
詳細はモリテツ先生のYoutubeを見ていただくとして、こちらに公式問題集とナレーターをまとめておきます。
Youtubeを見ていただかないと、分かりにくいと思います。モリテツ先生に引用を怒られたくないので、ぜひ視聴して下さい。

ナレーター公式5公式6公式7
アメリカ(女性)新/旧
カナダ(男性)新/旧
イギリス(女性)旧/新
オーストラリア(男性)新(ガラ声)新(紳士)新(ガラ声)

モリテツ先生の分析の通り、ナレーターは今過渡期で、本番では各国新旧のナレーターが登場する可能性があります。

モリ鉄先生のオススメ公式問題集のバージョンもYoutubeでは発表されていますので、ご視聴下さい。

TOEIC公式問題集の使い方

すでに言いましたが、TOEIC公式問題集はテスト2回分で3300円と、他の模試と比べると高いです。

しかし、メリットを考えると買わないわけには行きません。

ですので、せっかく買ったTOEIC公式問題集をどうやって使うのかを解説していきます。
いろいろと難しいことを言っても、やって頂けないと効果がないので、ここではあえて、以下の2点に絞りました。

  1. 本番だと思って解く
  2. 音読、そして音読

はい、詳しく解説していきます。

本番同様に公式問題集を解く

一度目は、本番のTOEICだと思って、休日など2時間作って問題を解いてみて下さい。
本番と同じ様にですから、マークシートを用意して行います。

現状分析

今の実力を知ったり、どの問題が間違えたのか、リスニングであればどのナレーターが苦手なのか、現状分析します。

公式問題集にはCDが付属していますが、スマホなどで音源を再生したい時には、abceedに登録すると使えるようになります。詳細はこちらの記事です↓

徹底的な音読

続いて音読するのですが、音読する上でとても大切なことがあります。

音読の注意点

音読をする英文は、意味はもちろん、英文の構造などを理解した上で行って下さい。

これがないまま音読すると、あまり効果はないです。口を動かすだけの作業になってしまいます。

音読の回数ですが、基本的には30回を目安にしています。
30回やってもイマイチ音声についていけない、という場合にはさらに回数を増やします。

30回も音読すると、英文の単語やイディオムなどは嫌でも頭に入っていまうでしょう。

音読の力

私も音読をメインに英語のトレーニングをしているので、単語の暗記が苦手ですが、音読メインのトレーニングを取り入れることで、単語やイディオムを覚えることができるようになりました。文脈の力ってすごいですね!

音読の詳細については、こちらにもまとめています

公式問題集5からリーディングパートでの音源もダウンロードができるようになりました。
ですから、この音源をダウンロードして、音源内の英文を全て音読します。


さすがに、Directionは読まなくてもいいですよ~!読みたい人は読んでもいいですけどね。

試験前日はこの公式問題集をもう一度解く


もう何度も音読して、覚えちゃってるのに?
そんなの意味あるの?

って思われるかも知れません。
でもその心配は無用です。


もちろん98番の答えはBとかって覚え方は無駄ですが、なぜその選択肢が正解なのか、なぜ他が不正解なのかを分かった上で、回答を覚えてしまうのは、TOEICのパターンを知ることにつながりますので、全く問題ありません

心配する前に、音読を一題でも進めましょう!


試験前日と当日の過ごし方についてはこちらを↓

まとめ

最後にTOEIC公式問題集の使い方をまとめておきます。

  1. 本番だと思って解く
    2時間計測して、マークシートを用意することを忘れずに
  2. 音読
    音読前に英文の完全に理解する。

とてもシンプルですが、威力は計り知れません。
私もこの方法で満点を目指していきます。


公式問題集は1回解いて終わりにするものではありません。

本番のTOEICも作成するETSが作った英文です。

一度解いて、ハイ終わり、ではもったいなさすぎます。


ETSが何十年とかけて蓄積したノウハウを基に作っています。

何度も何度も、5回、10回、20回と使っていきましょう。


30回読むと、他の人には到達できない世界にあなたはいます


応援しています!