先日、暇つぶしに行ったブックオフで「外資で結果を出せる人出せない人」をたまたま見つけて、購入しました。
著者はアップルジャパンのリーダーとして世界で渡り合った山本賢治さん。
読みやすい文体と行間、大きくうなずける部分も多々あって、一気に読んでしまいました。
この本で、自分が考えさせられたのは、
- 求められていることへの変化を感じる能力
- 平等から公平
- グローバルで戦えない日本人名誉管理職
でしょうか。
まず、1について。
外資系企業から見た日本はすでに魅力的ではなくなっており、10年、20年前に求められていた日本支社への期待は大きく変わっている。
正直、自分も5年前と比べて、自分に求められていること、日本のチームに求められることの変化を敏感に感じています。
私はまだ変化に敏感ですが、昔ながらのやり方しかできない人も中にはいる訳で、そのような人をどう導いていくかが、リーダーにも求められているように感じました。
2については、外資はバックグランドに関係なく、平等という認識があると思います。
でも自分の場合は、もう少し踏み込んで、公平であってほしいと思っています。
例えば、海外研修の機会を平等に社員に分けるのではなく、海外研修の機会があるなら、有望な社員に優先的にその機会を与えるのが、公平であると思います。
3については、若くやる気のある人は感じる部分かもしれません。会社に来るだけで、仕事をした気になっているタイプの上司です。(本文では名誉職と書かれています。)
自分の場合、Meetingをアレンジした際は、一応上司にもInvitationを送ります。
上司は参加するのですが、一言も話さな、海外との電話会議でも相手側へ挨拶すらしない、出来ない、そんな上司を見ると、本当に情けなくなってしまいます。
こんな人が年齢だけで、上司では、部下の士気は下がって当然だと思います。
昔、社会人になりたての頃、当時の上司に、会議で黙っていると、
「お前は話す気がないのか、話す能力が無いのか、どっちだ?」
と聞かれたことを思い出しました。
それ以来、Meetingの時は何かしらの発言をするように心がけています。
もちろん、外資の場合はMeetingにも2つ種類があって、Sharing Meetingなのか、Discussion Meetingなのかによって、自分が発言するかどうかは決まります。
会議で発言するのはドキドキですけどね。
外資に興味がある方は、この本お勧めです。実際の外資を反映した良書です。