(2022年5月19日更新)
こんにちは!
今日は私が愛用している All in Oneと言う英語のテキストについて書きたいと思います。
今までたくさんの英語教材を購入してきましたが、このALL IN ONEは一番長く、そして深く使い込んでいます。
ALL IN ONEを効果的に使う4つの方法をまとめてみました。
できるだけ安く独学で英語を身に付けたい方、基礎的な内容は身についていてもう一歩上を目指したい方には最適な教材です。
目次
私がこのAll in Oneをやり始めたのは、英検2級を取った頃からだと思います。
当時の私の英語力ではAll in Oneの文章は難しく、分かる単語より分からない単語の方が多かったです。
アマゾンのレビューを読むと、難易度の高さのため、買ってはみたものの挫折してしまった人が多いのも納得できます。
私も何度となく中断しては再開してを繰り返していました。
一方でアマゾンのレビューには、この本をやり遂げた人は、今までよりもワンランク上の英語を操れるようになったというものもありました。
実際私も、このAll in Oneを何年もかけてやり抜くことで、相当英語力を高める事ができました。
英検一級を取得することが出来たのも、中断しながらもコツコツとAll in Oneをやっていたからだと思います。
All in Oneに感謝なのです!
All in Oneを愛用する理由を考えてみたいと思います。
書籍にある特徴を抜粋してみます。
合計419個のコンパクトな例文(音声にしてわずか70分)の中に、英検2級~準1級レベルの英語の(最)頻出単語・熟語3710語がギュッと凝縮され、さらに「文法の全範囲」までもがしっかり網羅されています。
一例文づつ、じっくり丁寧に作り上げられた「学習効率の高い例文の集合体」、それが 『ALL IN ONE』 です。
全部で419個の例文に重要な英文法や英単語・熟語が含まれています。
「なーんだ419個の例文をやれば、文法も学べ、単語力も一気に増やせるんだ!」
と簡単に思ってしまいそうですが、実はこの例文ひとつひとつが長いんです。
そして、長い英文のため構造もやや複雑になっていたりして、とても難易度が高いです。
難易度が高い分、力になります!
英文の構造も本書でトレーニングすることで、複雑な英字新聞も徐々に読めるようになっていきます。
なぜかというと、この英文法の構造理解を助けるために、All in Oneでは例文の読み下し文がついているからです。
英語の語順で日本語訳がつけられているので、例文の理解や構造の理解の助けになります。
到達難易度は、文法はこれ一冊で英検1級を取得できたので、他の文法書をやる必要がないレベルまで行くことが出来ます。
ただし、単語や熟語については、別途ボキャビルをする必要があります。
映像授業は最近どんどん進化して、英語に関するものも多いです。
そのなかでも関先生の動画が見れるスタディサプリはお勧めです。
難しい文法も噛みくだいて説明していて、無理やりの暗記ではなく、理解しての記憶なので、その後の運用力にもプラスになります。
大人向けのスタディサプリもありますが、安い中高生向けをお勧めします。
中高生向け?大丈夫か?
安心してください!英文法の核心をきちんと学べます。
こちらの記事が参考になります
以下、私が効果を上げた方法を記載していきます。
流れは次のようになります。
- 日本文の英訳
→自然な日本語訳を使う - 単語・フレーズ・文構造を理解
→読み下し訳を使う - 英文の音読
→必ず音源と共に!
この方法は少し難易度が高いと感じる部分もあるかも知れません。
特に一番最初に行う英訳は出来なくて当然だと思って進めてください
1. 日本文を英訳
まず、一番最初は日本文からの英訳を行います。
ALL IN ONEには日本文は2つ書かれています。
1つはいわゆる「読み下し文」と言われる英語の語順で日本語を当てはまたもの。
もう1つは「日本語として自然な和訳」です。
この2つの日本文のうち、まずは「日本語として自然な和訳」を使用します。
「日本語としては自然な和訳」を最初から最後まで読みます。
そして、「自分ならこんな英訳にする」というのを頭の中で構いませんので、作り上げてください。
この時に、テキストと全く同じ英文が出来なくて当然です。
あなたが作成した英文とテキストの英文は違っていて構いません。心配しないでください。
と言うのも、これは普段我々が使っている日本語をそのまま英訳しようとすると、どうしても日本語に引っ張られた英文になってしまうからです。
でも、これを逆に利用して、日本語思考の英文を矯正していきます。
頭の中に出来上がった英文とテキストの英文を見比べて、どこがどう違うのか、文の構造、選んだ単語や熟語など確認していきましょう。
こうすることによって、「こういう日本語はこう英訳すればいいんだ!」と言った発見が生まれます。
もちろん、テキストの英文も書く人(英語の専門家)が変われば、また違う英文が出来ると思います。
でも、「英文の型の一つ」として、テキストの英文を身に付けることができます。
この型を貯めることで、あなたの英語の表現力を広げていくことにつながります。
ALL IN ONEの英文は全てネイティブによるチェック済みですので、「この英文正しいの?」って疑っている時間があるなら勉強にあてた方が有効です。
日本文から英文への変換により、英語的な感覚を徐々に身に着けることができ、表現の幅も広がります。
高額なネイティブの添削サービスを利用するのもありですが、この方法で自分で添削して、日本文と英文の構成の違いを理解していきましょう!
(できるだけ安く英語を身に付けましょう。お金は大事!)
2. 各単語の意味、英文の構造を完全に理解
自分の作った英文とテキストを比較しながら、テキストの英文を理解します。
- 何が主語?
- どれが述語?
- これは修飾?何を修飾している?
時には主語や述語、修飾関係が分かりにくいこともあると思います。
そこで威力を発揮するのが「読み下し文」です。
読み下しを参考にすれば、主語や述語、何を修飾しているのかなどが見えてくるはずです。
これがちょっと難しい場合、つまり英文の構造を把握することに慣れていない場合は、品詞分解のトレーニングを少し積むといいと思います。
これはまた記事にしようと思います。
単語・熟語・文構造を確実に把握してください。
そうしないと次に続く音読の効果が激減します。
分からない単語や熟語も多く出てきますが、この段階では無理に覚えようとする必要はありません。
それに、私は単語や熟語をそれら単独で覚えることはお勧めしません。
私は単語や熟語は、文章の中で覚えるようにしてきました。
そうすることで、英文のイメージと結びついて単語や熟語が覚えられ、応用も効くし(とっさの英会話で口から出るようになる)覚えやすくなります。
3. 英文の音読
英文の理解ができたら、次は音読です。
この音読では、音の習得と単語・熟語の定着を目的にします。
- 音の習得
英語は英文になるとリンキングしたり消失したり、辞書通りの発音はされません。その音の変化を体に慣れさせるために、CDにぴったり重なるように何度も繰り返します。 - 単語・熟語の定着
英文の意味を把握しながら音読を繰り返すと、音読の度に意味を思い浮かべるので、単語や熟語の定着につながる
音読の回数は、トータル30回が目標です。
30回の音読を目的別に10回ずつ区切ります。
- 最初の10回
音の変化に慣れるように、口を馴染ませ、CDにぴったりかぶさるように練習してください - 次の10回
音読しながら意味を理解するようにしてください。 - 最後の10回
CDにぴったり重ねながら、同時に意味理解もしてください。
30回もこなすと、テキストを見なくても言えるようになってくると思います。
自分がどれだけやったのかを記録すると、モチベーションの維持にもつながります。
ですので、音読の回数はテキストに書き込むようにします。
一度に30回読むことはせずに、
・朝の10分で10回
・お昼休みに10回
・夜寝る前に10回
などと、時間をおいて音読するようにします。この方が、頭に刷り込まれやすいです。
私も実際に行ってきたので、大変なのは十分承知です。
これくらいやるからこそ、本物の力が付きます!
以下の写真は、私のAll in Oneです。英文の日付と回数を書いています。(私は最初80回やっていました)
TOEICで点数を上げたい!そんな方は、「TOEIC800点への道」も参考になると思います。
All in Oneをオンライン英会話で使えば、もっと習得できる
ALL IN ONEには付属のCDに、全419の例文がデータで提供されています。
付属のCD(DISC2)をパソコンで開いて、「software+MP3」→「data_allinone」とフォルダを進むと、テキストデータで英文と読み下し訳、和訳が確認できます。
このデータを使って、オンライン英会話でも「日本語訳→英訳」のトレーニングを進めるのをお勧めします。
でも、これが対応可能なオンライン英会話は、私は1つしか知りません。
それがWillies Englishです。
ウィリーズ英語塾では、GCCというトレーニングがあります。
GCCは、簡単に言うと「日本語→英語」のトレーニングです。
講師はチャットボックスに日本語訳を打ち込み、受講生は送られてきた日本語訳を口頭で英訳する流れです。
ここで、講師にall in oneのデータを送付しておいて、レッスン中にAll IN ONEの例文を講師と共に練習していきます。
これができるのも担任制のWillies Englishだからです。
無料トライアルもできるので、一度試してみるのがおススメです。
レッスンの前に事前にできる限り仕上げておきましょう!
ALL IN ONEは一周するのに最低140時間は必要
上記方法でAll in Oneを続けると、本当に力が付きます。
私の場合ですが、1例文をこなすのに、だいたい20分弱はかかります。
419例文ですから、419x20=8380分、つまり140時間必要になります。
費やしただけの価値はあります。
私は上記方法でAll in Oneを3周目に突入しました。
さすがに3周目になると、短時間でこなせますが、毎回新しい発見もあり、3周やっても無駄でないと思っています。
ちなみに何年も使っている私のAll in Oneはこんなになっています。
だいぶ表紙も擦り切れてしまっています。
ここまで使いこなせば、定価2000円ちょっとのテキストから100万円くらいの価値になっていると思います。
挫折しそうになったら
冒頭にも書きましたが、難易度が高い分、挫折する確率も非常に高いです。
そんな時は、アマゾンンレビューでやり遂げた方のコメントを読むなり、私に連絡するなりして、一緒に頑張っていきましょう。
1人で英語を学習する場合、どうしても挫折しやすいですが、そんな方々のやる気を出せるように、私もAll in Oneの学習状況を頻度を上げてこのブログに更新していこうと思っています。
一緒に頑張りましょう!
追記
All in Oneと同時にEnglish EXをやると更に理解が進みます。
問題を解いていくと曖昧だったり式があぶりだされます。
English EXの問題を間違えても、解説を読んだり、All in Oneに戻って復習することを繰り返すことで、本当に力が付きます。
英検1級に合格した今でもAll in OneとEnglish EXは引き続き毎日学習しています。