大人が英語を操るには英文法を学ぶと良いよ。
英文法アレルギーだから、止めてくれ!
英文法のこと誤解しないでね。いい奴だし、味方になってくれるよ!
出来るだけ簡潔にまとめたから、下を読んでみて!
ここでは、私自身も痛感した英文法の大切さについて、伝えたいと思います。
英文法をおろそかにしたせいで、私は英語を学び始めた初期の数年を無駄に過ごしてしまいました。
文法と聞くと、どうしてもテストのための勉強というイメージで、英会話に文法の知識なんて必要ない!って考えている方も多いです。
それを逆手にとって、文法不要論を全面に出した教材も多く、甘い宣伝文句に釣られて高額な教材を買った人も、私だけではないと思います。
私が言う英文法とは、学校のテストの為の文法ではなく、英語を操るための、英会話するための文法です。
私たちは英文法学者になる訳でもありませんので、最低限必要な英文法だけを学べばいいんです。
目次
英文法ってそもそも何なのでしょか?
英文法は英語のルールとも言えるのですが、このルール、
英語の神様達が相談して、作ったルールでしょうか?
実は、そうではありません。
たくさんの英語の中から規則性を見つけて、それをまとめたのが英語のルールである英文法です。
分かりにくいかもしれませんが、
先にルールが出来て、それに従って世界中の人が英語を使っているのではなく、
世界中の人が使っている英語の規則性を見つけて、それをまとめたのが英文法です。
なので、時々ルールでは説明しきれない英文に出会ったりもします。
例えば、中学校や高校で5文型を習ったと思いますが、すべての英文がこの5個の文型に当てはめられるかというと、実は当てはまらない英文も存在します。
英文法には、例外的な部分もあるんですよね。
でね、そんな例外もあるルールなんて覚える意味あるの?って感じるかもしれません。
そう感じるのも当然です。
私もまだ初心者だったころ、文法をせっかく覚えても、さらにその覚えた文法に当てはまらない例外事項もあって、本当にうんざりしていました。
気持ちはすごく分かります。どんだけ覚えることあるんじゃい?って感じです
でも今私が英語を使いこなせるのも、一度立ち止まって文法をやり直したからです。
なので、今日から英文法に対する考え方を変えてしまいましょう。
テストでいい点数を取るための英文法ではありません!
このサイトでもいくつかのトレーニングを紹介していますが、そのトレーニングを効果的にあるためにも、英文を理解するだけの文法力が必要だからです。
私たちが使っている日本語と英語は大きく違います。
その違いをまとめてくれているのが、英文法です。
日本語と英語の違いに目を向けることは、つまり英語の感覚を手に入れる第一歩になります。
日本語だとこういう順番なのに、英語だとこういう順番
そうやってネイティブの思考回路を学習して、練習して、感覚にまで落とし込むようにするんです。
最初は知識として文法を学ぶことになりますが、トレーニングをきちんと積めば、その知識をイチイチ思い出そうとしなくても、感覚的に正しい英文が作れるようになるんです。(というかそこまでトレーニングするんです)
残念ながら、 文法の知識無しでいきなり英語を感覚的に理解するなんて、無理だと思います。
日本語とは大きく異る英語を理解するために、まずは日本語を使って英語のルール(=英文法)を身につけていくんです。
実は、日本語を介して英文法を理解するのは、すごく効率がいいです。
というのも、皆さんはすでに日本語の土台があるので、赤ちゃんが何年もかけて言葉を覚えていくような長いプロセスを短縮する事ができるからです。
ちなみに、世の中にはネイティブの心理を説明しながら、感覚を手に入れることをテーマにした文法書もあります。
これは私個人の経験なのですが、そのような書籍でいきなりネイティブの感覚の説明を読んでも、スッと自分の中には入ってきませんでした。
おそらくこれは、まだ触れた英語の量が少なく、知っている英語のパターンも限られていたため、無理に感覚で英語を理解しようとしても、拒否反応が出たんだと思います。
ある程度の英文ストックができ、音読などのトレーニングをやった後だと、ネイティブの感覚を言葉で説明されることで、
「あ、そうだったんだ。だからこういう言い回しだったり、構文が多いんだ!」
って理解することができました。
それでは、テストで点を取るための英文法ではなく、英語の感覚を手に入れるための英文法の学び方について、説明したいと思います。
それはずばり、口頭英作文です!
口頭英作文についてはこちら↓
リンク先にも記載しましが、口頭英作文していくと、英文法も感覚にまで落とす事ができます。
ただし、口頭英作文する前に、知識として英文法を理解しておく必要があるんです。
口頭英作文するために英文法の知識が必要で、そして口頭英作文をしていると、知識としての英文法が無意識で使えるレベル=感覚にまで刷り込むことが出来るんです
まずは、中学の英文法を説明しているテキストをやり遂げる
それが終わったら、高校レベルの英文法に取り掛かる
そんな流れです。
もちろん、重箱の隅をつつくようなマニアックな文法と付き合う必要はありません。
教材は、短文の英語とその英文に使われた文法事項の解説が載っているものが、使いやすいと思います。
英文法の見直しをしながら、口頭英作文のトレーニングも出来るなんて、最高ですね!
音読・シャドーイングや口頭英作文を効果的なトレーニングにするためには、その英文を完全に理解する必要があります。
英文で使われている文法・語彙など全てを完璧にしたあとで、音読・シャドーイングや口頭英作文のトレーニングをするんです。
簡単に言うと、ルールを知らないでいくらスポーツ、例えば野球の練習をやっても、あまり上達しないのと同じなんです。
英文法は音読・シャドーイングや口頭英作文のトレーニング前の必須事項とも言うことが出来ます。
初期の段階では、知識として頭に取り込みますが、トレーニングを何度も行うと、例えば文法的に間違った英文に出会うと、
「あれ?なんか変な感じがする」
って言う状態に繋がります。
これが、英語を感覚として理解し始めた合図です!
また、英会話する時は、英文法をいちいち思い出して会話を組み立てる余裕なんてありませんよね。
反射的に、文法を考えずに、英語が話せるようになる必要があります。
反射的に英文法を使うには、英語という新しい言語をあなたの脳にインストールしていきます。
このインストールする方法が、音読・シャドーイングだったり、口頭英作文だったりするんです。
音読・シャドーイングについてはこちら↓
英文法を理解した上で英会話すると、聞いている相手もあなたの言葉を理解してくれるし、正しい英語を操るあなたにポジティブなイメージをもってくれますよね。
ビジネスで英語を使う方は、文法がメチャメチャな相手よりは、教養のある英語を話す相手の方が、信頼されると思います。
ここでは、私が実際に使って英文法のテキストを紹介していきます。
市販教材を基本に紹介しますが、分からないことがあった場合は自分で自己解決する必要があります。
もしも少し自己投資としてお金が使える方は、お勧めのコースがあります。
例えば、この英文の間違いが分からない方にお勧めです。
This river is too dangerous to swim.
This is the building where I visited yesterday.
こちらに分かりやすいくまとめています↓
- くもんの中学英文法―中学1‾3年 基礎から受験まで (スーパーステップ)
これは実際に私も使いました。
あやふやだった中学文法の再確認ができ、「そうだったのか!」という再発見もありました。
当時は何度も何度も音読しました。
この本の残念な点は、CDがついてない点です。
内容は分かりやすくて、使いやすいと思います。
- 中学 英語を もう一度ひとつひとつわかりやすく。
中学英語のやり直しとしては、説明もわかり易くて最適です。
CDも付いているので、発音の確認もできます。
私自身の中学英語のチェックとしては使いませんでしたが、友人に英語を教えている時に、この本からスタートしました。
CDのスピードも遅く、まだ英語になれていない方にもとっつきやすい教材でオススメです。
- All in One Basic
これは、口頭英作文のページでも紹介しています。
上に書いた中学英語が終わったらこちらに取り掛かるのが良いと思います
私はAll in One restartを使用しました。
今は改定されて、All in One Basicになったようです。
Restartの方は、定価よりも値段が高いので購入の際はお気をつけ下さい。
- All in One
All in One Basicが終わったら、このAll in Oneに挑戦です。
ちょっと難易度高くて、大変ですがやる価値はありますよ!
少し長くなりましたが、英文法の大切さを説明しました。
まとめてみましょう!
- 口頭英作文や音読・シャドーイングを効率的に行うための前準備として、知識としての英文法が必要になります。
- その知識として手に入れた英文法を感覚にまで落とし込むために、口頭英作文をおこなう。
皆さんの英語学習の参考なれば、私も嬉しいです!
頑張っていきましょう!