子どもを持つ親としては、子どもを最優先にどんな教育をすれば良いのか、悩むことも多いですよね。
子どもはどんどん成長していきます。
「あ~こうしとけば良かった」
なんて後悔しても、成長した子どもはもう赤ちゃんには戻れません。
ですので、可能な範囲で少しでも良い環境を整えてあげたいと思っているはずです。
特に英語は、「できれば良いな」から「できなきゃやばい」に変わっていますので、我が子にはぜひともつけてやりたい力です。
そんな願いを持っている私はアマゾンのキンドルアンリミテッドで子ども英語に関する本を見つけたました・
それが今日ご紹介する船津洋著の
「10万組の親子が学んだ 子どもの英語「超効率」勉強法」
になります。
この本を読みながら、本書のポイントをお伝えしたいと思います。
私は普通の家庭に育った普通の日本人です。
外資に転職後、働きながら英語を身に付けて、電話会議でアメリカ人と議論できるレベルにまでの英語力を働きながら身に付けた経験があります。
私については、こちらをどうぞ
目次
著者は 船津 洋(ふなつひろし)さんです。
1965年生まれ、上智大学外国語学部英語科卒業
英語ができない理由を知るために、大学へ戻って、言語学を勉強し直したほどの英語の専門家です。
「あなたと同じやり方で、子どもに英語を教えますか?
それで、本当に身につきますか?」
そんな投げかけから、本書はスタートします。
この本に何か素晴らしい英語習得法があるような予感がしますね。
目次を引用しますので、だいたいの構成を確認しましょう。
- プロローグ:子どもの英語はなぜ身に付かないのか
- 第1章:英語教育を早く始めることで手に入るメリットとは
- 第2章:子どもの英語「超効率」勉強法・基本編
- 第3章:子どもの英語力の目安になる「英検のレベル感」とは
- 第4章:幼児期から始める「超効率」勉強法
- 第5章:小学校低学年から始める英語「超効率」勉強法
- 第6章:小学校中学年以上から始める英語「超効率」勉強法
ここでは本書を読み進めながら、重要なポイントを記載していきますね。
思わず納得した点で、皆さんに共有したい部分でもあります!
忙しくて読めない!そんな方も、このポイントを読むだけで、本書の子ども英語について、理解できるはずです。
それでは行きましょう!
これ以外にも英語が出来るメリットなど多くの情報が本書には含まれていますので、ご興味のある方は一度手にとって見ると良いかも知れません。
英会話はアウトプットなので、その前に十分なインプットが必要(位置No.195)
英語でできる人とできない人の違いは「インプット」に成功しているか否か(位置No.36)
インプット→アウトプットの順で言葉は身につく。
「英語は勉強するのではなく、自分がわかるより少しだけ新しい情報を含む入力をストレスなく続ければ身につく」(位置No.358)
年齢別のインプット方法
・幼児:「音声情報」の入力
・中学生以降:「文字情報」による入力
意味が分からないものをいくら読んでもインプットにはならない。多読の前に「素読」が必要(位置No. 238)
高校受験や大学受験までに塾への支払いを考えると。英語だけで50~100万円は必要になる。
しかし、早期英語教育に50万円ほど投資してしまえば、費用は安くなるそうです。(こうなれば本当に嬉しいですが・・・。)
早期の英語教育に50万円程かけて、小学生のうちに英検準2級程度の英語力を身につければ、あとは独学・多読のみで高校生のうちに英検準1級が視野に入る
位置No.486
親の学歴と関係なく超優秀な子は育てられる。
位置No. 664
親の思いと子の思いが一致し、親が環境を整備できれば、親の能力と無関係に子は伸びるのです
可能な限り早いスタートが必要で、幼児は大人が苦労するのに、簡単に身につけてしまう(位置No.846)
赤ちゃん~2歳まで:リスニング回路が形成される
3~4歳:読んで理解するリーディング回路が形成される
リスニング回路→リーディング回路の順で英語が獲得される
幼児に英文法を教えても無駄(位置No.920)
ネイテイブの音声で、同じ語が別の文脈で使われ、繰り返される教材が良い
1日1時間半位英語の音声環境を作る
早いに越したことのない英語教育でも、継続して英語に接していないと忘れてしまう。(位置No. 1156)
しかし、音を文字に置き換えて、読解力を養うと、脳へ定着するようになる。
過程内で英語の音声をBGMとしてかけ流す(位置No.1349)
幼児に1年も続ければ、わざわざ教えなくても日本語と違う英語の「リズム回路」を身につけてしまう。
幼児は聞き取った英単語を次々と覚えていく
1日90分、耳を傾ければ聞こえる、周りがうるさいと聞こえない、そんなレベルの音量でOK
マザーグースなどの音声を中心にかけ流す。(位置No.1417)
動画よりも音だけの方が、好ましい。
- 反応を求めない
楽しくなくていい、喜ばなくていい - リピートさえない
言わせない、わかっているか確認しない、発音を直さない - 日本語を入れない
説明しない、訳さない、分かっているか確認しない
以上、本書位置No.1484より
音を身につけたあとは、フラッシュカードを使って音と意味を結びつかせていく(位置No.1516)
フラッシュカードは、名詞を中心にイラストとスペルを併せて表示すると良い。
好きな絵本を何度も読んであげると、いつしか子どもはストーリーを覚えてしまうように、英語の本を読み聞かせる。
暗唱に向いている絵本の選び方(位置No.1689)
・短い
・繰り返しが多い
・冊数が多い
・入力用のネイテイブの音声がある
小学校高学年以上は、素読で読解力が上がる。
素読とは「意味の理解は二の次にひたすら暗証するように読み続けること」(位置No.1943)
素読を続けることで、名詞を訳さなくなると同時に、同士や前置詞のイメージまでも身に付いてしまう(位置No. 1973)
日本語に訳さなくても理解できる難易度で、音源があるものが良い。
- 正しい発音で声に出して読む
- 日本語に訳さない
- 辞書を引かない
- 出来る限りの速さで読む
- 10万語のテキストを4~5回読む
上記は位置No.2012より引用
ここでは、本書を読んで私が気になった点をピックアップしていきます。
古い時代には「臨界期仮説」があったが、移民の英語力調査では、移民時の年齢よりも「インプットの量と質」が英語力に大きな影響を示していた。(位置No.396)
つまり、極端な話、大人でも大量のインプットによって、英語が身につくという訳です。
そのインプットは今のレベルよりも少しだけ難しい「既知情報+1」程度の難易度が適しているそうです。
まったく子ども英語とは関係ありませんが、aboutの発音方法のヒントがあったので、備忘録でメモしておきます・
aboutは最初の母音は日本語の「ア」よりも口を半分ほど閉じた状態で発音する「ウ」寄りの音(位置No.427)
赤ちゃんが日本語を身につけるのにはおおよそ「1000時間」が必要(位置No. 789)
インプットを続けると、脳は自然とそれらの単語のイメージを頭の中に作り出す(位置No. 1066)
これは私の経験でも当てはまっています。
世の中にはイメージを売りにする英語参考書が多いですが、自分自身で作り上げたイメージは忘れもしないし、すぐに使える実践的なイメージになると思います。
よく
「小さい頃から英語をやると、日本語ができなくなる」
という考えを聞きます。
本書ではこれに対して、「全くナンセンス」と一刀両断して、以下のように説明しています。
少し安心しましたね。
それでは、本書を参考に、子どもとの英語について、少しずつ始めたいと思います。
まとめると、以下の2点です!