【独学TOEIC 800への道】はその名の通り、独学でTOEIC800点を取れるように、教材や毎日の学習内容をまとめています。
ではなぜスコアを800に設定したのか?について私の考えを書いていこうと思います。
ちなみに、私が英語のやり直しをしたころは、たぶん400点くらいだったと思います(実際にTOEICを受験していなかったのですが、当時無料でスコア判定できるという模試か何かのスコアが420点でした)
それが今はTOEIC955です。
英語苦手の理系でもここまでこれますので、TOEIC800はどなでもやる気と正しい方法で取り組めば、取得できるスコアです。
しかも【独学TOEIC 800への道」は市販教材だけですので、費用も少なく済みますね。
それでは、先に結論です
- 必要十分な英語の下地ができていて、今後爆発的に伸びる
- 就職、転職で間違いなく有利
- 給与UP
話せるかはさておき英語が得意と言っていいレベルの点数なので問題ないです。
逆にそれ以上の英語力を求めてくる企業はそもそもTOEICを物差しにしないです。
目次
800点とるとどのくらいすごいのか?
気になりますが、「すごい」という感覚は人によって違ってくるので、ここでは受験者の何%がTOEICで800点をとっているのか、を見ていきます。
TOEICを運営する国際ビジネスコミュニケーション協会は各回のスコア分布を発表しています。
ここからデータを拝借して、TOEIC800点を取る人の割合を計算していきます。
TOEIC実施回 | 795点未満の受験者の割合 | 上位何%? |
---|---|---|
第273回 | 84.4% | 15.6% |
第272回 | 84.1% | 15.9% |
第271回 | 84.9% | 15.1% |
第270回 | 85.0% | 15.0% |
第269回 | 85.4% | 14.6% |
過去5回分のデータを見てみると、おおよそ上位15%の人しか800点を取得できません。
15%の中には、TOEICerもいるでしょうから、普通の人がTOEIC800とると、その貴重性はもっと高まると思います。
2020年発表の平均スコアは588点でした。
平均的な人から見たら、800点は雲の上の存在という感じでしょう。
これはTOEIC800となれば、十分な基礎力は身についています。
と言ってもまだTOEIC800点の人の本音は、「正直まだ完璧じゃない」というレベルです。
ですが、正しい方法で身につけた英語の下地がある今、あとはどれだけ多くの英文に触れるかで、今後もドンドン英語力が磨かれていくはずです。
下地がないままいくら難解な英文に触れても、留学してもあまり意味はないです。
TOEIC800点でも分からない英語はたくさんあります、特にこれから社会に出たり、転職したりすると、そこで使われる英語も少し違ってくると思います。
(これは日本語でも会社によって違う用語を使うのと似ています)
最初は戸惑いもあるでしょうが、下地を手に入れているなら、そこに表現を追加していくだけです。
これがいわゆる英語は慣れ!と言われる理由です。
英語は慣れ!と信じて、英会話教室に行くのは間違いです。
下地ができた上で、英語に慣れていくんです。
英語は慣れ!と信じて、英会話教室に行くのは間違いです。
下地ができた上で、英語に慣れていくんです。
私は外資にいたのですが、別にTOEICのスコアが武器なるなんてことはありませんでした。
上司のスコアなんて知らないし、そもそもTOEICを受けていない・・・。そんな状況です。
スコアどうのこうのより、「どれだけ実践的な英語を使いこなせるのか?」これが「あの人は英語ができる」の基準でした。
かと言って、TOEICのスコアが無駄かと言うとそうではありません。
入社や転職の際には、
TOEICを運営するIIBCによる英語活用実態調査2019(企業・団体)を見てみましょう。
リンク先の14ページです。
採用、昇進、昇格、海外出張、赴任者選抜において、TOEICスコアを要件・参考にするかどうかの割合と参考にする場合のスコアを載せています。
下に貼りましたが、見にくいので表にしますね。
要件・参考にしている割合 | 要件・参考とするスコア | |
---|---|---|
新卒採用時 | 49.1% | 545 |
中途採用(英語を使用する部署) | 53.8% | 620 |
昇進・昇格 | 係長・主任:27.8 課長:19% 部長:23.8% 役員:22.9% | 係長・主任:515 課長:530 部長:565 役員:600 |
海外出張者 | 38.6% | 620 |
海外赴任者 | 50% | 635 |
要件・参考とするスコアが低い気もしますが、平均値だからかも知れません。
求められるスコアは企業によって異なるでしょうが、日本企業では英語力を意識する傾向は今後も続くと思います。
私は外資にいましたが、英語ができない人も中にはいました。
できない人のほとんどが、開き直っていましたね、英語なんて知らん!という感じです。
そういう人も許容する動きがある中で、英語ができる人とできない人との情報量の差は広がっていきました。
なにせ重要な発表は電話会議でもメールでも全て英語で発信されるので、英語がわからないければ、情報に差がつくのは当然です。
そんな私も、外資に入って間もないまだ英語ができなかった頃は、自分の会社が買収されたメールすら読めませんでした。
まぁこういう情報はいずれは知ることになりますが(笑)、英語ができることによって海外の情報が手に入る、海外とのやり取りができるから任される仕事も多かったです。
私がそういった仕事に付き始めて、海外向けの発言をする機会を得て、発言力が増すに連れ年収も数百万単位で毎年上がっていきました。
英語なんて知らね~!と言っていた隣の席に座る同僚の年収を数ヶ月で稼ぐレベルです。
これは私の場合ですので、外部の調査結果も見てみましょう。
古いデータで恐縮ですが、TOEICのスコアと年収についての調査がありました。
スコアが高いほど、年収は高い?!TOEIC®テスト スコア別平均年収
TOEIC800点、900点となると、年収も上がっています。400~700点台だとそんなに差がない結果ですね。
年収に直結するのは、800以上が必要です。
TOEIC900点台の平均年収が573万円となってやや低いような気もしますが、まぁ英語だけじゃ駄目で、英語+専門性の掛け合わせで1000万円を超える年収になる部分もあると思います
そもそもデータが2013年と古いので、今はもっと差がが広がっているように思います。
英語はコミュニケーションの「ツール」ですので、そのツールで何ができるのか、それが大事です。
思い返すと、初めてのTOEICは805点でした。
当時はまだまだ英語に苦手意識がありました。
900点くらいで仕事上でも問題無いレベルになりました。
800点と900点のレベルはだいぶ違います。
【独学TOEIC 800への道」ではとりあえず800を目指しますが、自力で800まで行ければ、英語の勉強の仕方も分かっているはずなので、そこから引き続き学習を進めれば、900も余裕でしょう。
その頃にはすでにTOEICを卒業しているかも知れませんね!
とにかく800を達成しましょう!
できます!