タダで英語を上達させたい?英検1級でも「ニュースで学ぶ現代英語」で学び続ける理由

このブログをお読みになる方は、英語学習に興味があって、できる事なら安く英語を身につけたい方かと思います。


そんなあなたにおススメしたいのがNHKの語学講座です。


NHKが嫌い?そんなあなたも使わないと損な講座です。
NHKは英語に限らずいろいろな言語の講座をレベル別に放送しています。
この記事では特に社会人で状況者を目指す社会人の方に、「ニュースで学ぶ現代英語」を熱く語っていきます。


英検1級を持っているけどまだまだ自分の未熟さを日々痛感する私が、毎日の日課にしているのがこの「ニュースで学ぶ現代英語」です。

それでは行ってみましょう

「ニュースで学ぶ現代英語」とは

まずは簡単に「ニュースで学ぶ現代英語」についての基本情報です。

「ニュースで学ぶ現代英語」とは
  • 歴史
    2022年4月スタートのラジオ講座
    伊藤サムさんが講師で2017年スタートの「高校生から始める現代英語」と鳥飼玖美子さんが講師で2018年に始まった「世界へ発信!SNS英語術」を合体してもの
  • 放送日
    月-金曜9:30-9:45
    (後述する方法でこの時間以外でも学習できます)

  • 担当講師
    月・火・水:鳥飼玖美子さん
    木・金:伊藤サムさん

  • 内容
    NHKワールドで取り上げられた実際に世界中で起こっているニュースを題材にした生の英語

  • レベル
    B2~C1(英検準1級~1級相当)

  • テキスト
    英文、解説、学習ポイント、音声すべて無料で利用可能

NHKの英語講座のレベル

ニュースで学ぶ現代英語はちょっとレベルが高い!
そんな方は、以下のような講座もあるので参考にしてください!

講座名CEFR英検
ラジオ 中学生の基礎英語 レベル1A13級相当
ラジオ 中学生の基礎英語 レベル2A1-A23級~準2級
中高生の基礎英語 in EnglishA2-B1準2級~2級
ラジオ英会話B12級相当
英会話タイムトライアルA2準2級
エンジョイシンプルイングリッシュA2-B1準2級~2級
大西泰斗の英会話 定番レシピA2-B1準2級~2級
遠山顕の英会話楽習B1-B22級~準1級
ニュースで学ぶ現代英語B2-C1準1級~1級

そもそも「現代英語」って何?

現代英語っていったい何なんでしょう?
私たちが学校で習った英語とは違うのでしょうか?

英語の歴史から考える 英文法の「なぜ」という本には、次のように書いています

現在、話され使われている英語を現代英語(Comtemporary English)と呼びます

英語の歴史から考える 英文法の「なぜ」 P5

この本は英語の歴史から英文法のなぜに答えていく形態で、とても楽しいです。

ちなみに現代英語の他には近代英語(1500年~1900年ころ)、中英語(1100年~1500年ごろ)、古英語(449年~1100年位)があるようです。


そして、講師の伊藤サムさんは現代英語を次のように定義しています。

「現代英語」とは、「現代の世界で実際に使われている英語」とお考えください。英語は歴史の中でどんどん発展してきました。イギリス英語やアメリカ英語といった枠ではなく、いまや「世界の共通語」として広く使われるようになりました。国際的、文化的に広い視点を持つようになった豊かな言葉としての英語を学び、世界の人たちといろいろな話題について語り合えるようになりましょう

https://www2.nhk.or.jp/gogaku/gendaieigo/detail/index.html?no=20220407

つまり、「実用的な英語」ということでしょうか。

学校で習う小難しくて一生使わないような文法ではなく、実際に使われている学習価値がある英語だと思います。(学校英語が学習価値がないというわけではありません)

ニュースで学ぶ現代英語をお勧めする5つ理由

実際私がこの「ニュースで学ぶ現代英語」をなぜ毎日使って学習しているのか、なぜ皆さんに強くお勧めしたいのかをまとめてみました。

「ニュースで学ぶ現代英語」をお勧めする理由
  • 充実した解説が無料
    NHKワールドで流された英文なので、レベルは高いです。
    それでも英語の解説が充実していますし、そのニュースの背景もあるので、知的好奇心をくすぐられます。
    VOAとかオンライン英会話のデイリーニュースとかは和訳や解説がないので、分からないところがあったときは、独学で解決するのは難しいと思います。

  • 直訳に近い和訳
    使える英語を身につけるには、英語の語順で英語を理解するのが必須ですよね。
    ここでつけられている和訳は英語の語順に近いように工夫されています。

    例えば、
    the committee anticipates that~:委員会はこう予想しています、~
    こんな感じで、that節へのつなぎとして「こう予想しています」と和訳しています。
    これってかなり実用的で翻訳者の技術を見ることができますね。

  • 音声も無料
    英文の音声も無料で利用できます。
    ウエブ上でもラジル・ラジルでも聞くことができます。
    私は特にウエブの音声を利用した学習法がお勧めです。

  • 講師それぞれの強みを生かした学習アドバイス
    2人のこうしそれぞれの持ち味をだした学習アドバイスです。

    伊藤サムさん:反訳トレーニングのアドバイス
    米山明日香さん:リスニングのアドバイス


  • 現在進行系で進む時事英語に強くなる
    時事英語では聞きなれない単語や表現が多くありますが、これらを学べば、オンライン英会話のフリートークでも、外国人の友人、同僚、上司とも臆することなく会話できます。

    私もそうですが、プレゼンよりも大変なのがフリートークです。プレゼンのようにお互い分かっている分野ではないので、適切な英語でないとなかなか意思疎通が難しいですよね。

効果を最大限引き出す学習法

ここまで「ニュースで学ぶ現代英語」の利点などを解説しました。

おっタダで解説も音声も手に入るのか!
と感動して終わらないように、ここからはどうやって「ニュースで学ぶ現代英語」を使って英語力を伸ばすのかを紹介します。

15分程度の隙間時間で行えるようにしています。
朝15分、夜15分ですね。


私が今現在やっている方法です。
もっといい方法を見つけたら、こちらを更新していきます。

サイトの音声を一文ずつ聞く

聞いてリスニングの力試しです。
分からないところが多いですが気にしません。
2回に聞いて、次に進みます。
耳に慣れていない単語をいくら聞いても分からないので、とっとと次に進みましょう

英文をチェック

英文を見て、聞き取れた部分、聞き取れなかった部分を確認します

意味の確認

英文から意味を取ります。
分からないところは飛ばし
構造が分かりにくいところはノートに書きだして、主語や述語などを書き出しながら頭を整理します

和訳の確認

自分の理解と和訳にズレがないか確認します。解説にも目を通しましょう。

音声に合わせて音読

ウエブの音声は一文単位ですので、この一文を徹底的にコピーします。
発音はもちろん抑揚、息継ぎも完コピを目指します。
一文だけならできると思います

和訳を頼りに反訳

何度も口に出しているので覚えている部分もあると思いますが、和訳を頼りに英語にしてみましょう。
こうすると自分のあやふやな部分があぶり出されます。
口頭でもいいですし、書いても良いです。(私はその時の気分で書いたり書かなかったり)

次の英文に進みます

次の英文を同様の手順で進みます

1回15分と決めているので、すべて読み切れないことが多いです。
全てを終わらせるのを目標にせずに、一文一文を大切に完成度を上げていきましょう。

音声のダウンロードもできます

ウエブ上にも英語の読み上げが残っていますが、いつまで残っているかは分かりません。
それに音声を通勤中になども聞きたいという人もいると思います。

ラジルラジルというサイトで再配信しているのを聞くことができますが、視聴機関があるので、どうせなPCやスマホにダウンロードしておきたいですね。


そんな場合は、ラジリンガルやラジレコがお勧めです。

ラジリンガル
ラジレコ

ちなみにわたしはラジレコを使っています。
ラジリンガルも良いのですが、4月に番組が変わると、ダウンロードできないことがあったからです。
でもラジリンガルの中の人が頑張ってくれるので、5月には新番組にも対応されることが多いです。

さいごに

ここまで「ニュースで学ぶ現代英語」の優れているところ、最大限に使いこなす方法を書きました。
私自身学習者ですので、1回15分をルーチーンにして毎日取り組んでいます。

継続のポイントは、終わらなくても15分で切り上げるところでしょうか。

量より質にこだわっています。

大変なら減らしてできる量にして、毎日継続するようにしましょうね!

今日1時間やって、明日も明後日もやらなかった!そんなことにならないようにね。